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ラトリエテンポ

自家製天然酵母のパンたち

浜松の食材らしさ、小麦本来の旨みをパンに込めて

いまから7年前、浜松市の蜆塚にオープンした、自家製天然酵母パンのお店『L’atelier Tempo(ラトリエ テンポ)』さん。

ヨーロッパの伝統的なハードパンを中心に、地元の生産者さんによる、旬のオーガニック野菜やフルーツなどを使用した、浜松ならではのパン作りをされています。

お店の扉を開けると、いらっしゃいませと、スタッフの方がやわらかな笑顔で出迎えてくれます。店内の扉や床、棚には地元産の天竜杉が使われ、温かみのある風合いは、窓から差し込むおだやかな光と相まって、ほっとする空気感を醸し出しています。

「天然酵母でのパン作りは時間がかかるんですよ」と、工房の奥から当日分のパンを焼き終えた店主の古山さん。手に抱えていたホップの酵母が入った容器をそっと開けて見せてくれました。

「自家製の天然酵母にこだわるのは、それが自然の在り方だと考えているから」と、テンポさんでは、小麦本来の風味や旨みを引き出すため、ルヴァン種やレーズン種、ホップ種などの自家製酵母をパンの特性に合わせて配合しています。

定番のバゲットなどハード系のパンや食パンはもちろん、浜名湖産の新海苔を使ったチャバタや、クロワッサンなど、見ているだけで楽しく、パンの仕上がりのきれいさに好奇心をくすぐられます。

バゲットは、皮はパリッと香ばしく、歯切れの良い食感で、中はしっとりとやわらかく、その対比でさらにもっちり感を感じます。噛めば噛むほど、小麦本来の旨みや、甘みを楽しめます。

季節野菜のフーガスは、地元の野菜がたっぷり使われた薄焼きパン。ひとつひとつ素材の味わいが濃く、彩り豊かな野菜が目を引く、おつまみやおやつにぴったりのパンです。

その他には、浜松市天竜区を中心に養蜂をしながら、はちみつの生産・販売をされている養紡屋さんのはちみつを使ったパンなど、地元の食材がふんだんに使われています。

「小麦も農産物。農家さんありきなので、地元で採れた旬の食材をパン作りに活かすことで、浜松ならではのパンができるのだと考えています。浜松はハード系のパン屋さんが少ないですが、ヨーロッパの伝統的なパンを日々の食卓に取り入れてもらえたらうれしいです」と古山さん。

手間ひまを惜しまず、丁寧に作られたテンポさんのパン。素朴であたたかな味わいは、毎日の食卓を彩り、心豊かな生活シーンを紡いでいってくれそうですね。

SHOP DATA / 浜松・蜆塚

L’atelier Tempo(ラトリエ テンポ)